話題のビッグネクタイとは

最近タイラバアングラーの中で話題となっている「ビッグネクタイ」。その名前の通り、従来のネクタイと比べるとサイズが大きいネクタイになっています。サイズが大きい分、発生する波動も強くなります。

状況がハマれば、その高いアピール力によって短時間で真鯛が連発したり、ビッグサイズの真鯛ばかりが釣れたりと、爆発力のあるネクタイなので、釣行時には持っておきたいアイテムです。今回はこのビッグネクタイの特長をいくつか紹介していきたいと思います。

メリットと使い方

2.1高いアピール力

先ほども書きましたが、ビックネクタイの最大の特長は高いアピール力にあります。水中をかき回す強い波動は、やる気のある真鯛を効率的に釣ることができます。また、真鯛を寄せてくる力も大きくなり、遠くにいる真鯛にもしっかりとアピールさせることができるネクタイになります。

2.2使える期間がほぼ年中

そのネクタイの大きさから特定の時期でしか使いづらいのでは？と思われる方も多いと思います。しかし意外と年間を通して使えるネクタイなのです。

春

春と言えば「乗っ込み」のシーズン。大型の真鯛が産卵のために深場から浅場に来る季節です。

・産卵前

産卵前の荒食いのタイミングにおいてアピール力は必須。ビッグネクタイのアピール力がとても有効なタイミングです。

・産卵期

産卵期では真鯛の警戒心がとても高くなります。産卵前の荒食いとは打って変わり喰わせるのが難しいタイミングです。どちらかと言えば小さい、または細いネクタイでなんとか口を使わせるような釣り方が一般的になります。

しかし、この時期の真鯛は警戒心が強いため、あえて目立つタイラバのセッティングをして「捕食」というより「攻撃」に近いバイトを引き出す釣り方もあります。厳しい状況を打破するためにも、ビックネクタイの選択肢は外すことはできません。

・産卵後

産卵直後は産卵で疲れ切って低活性になりますが、しばらくすると体力を回復させるため積極的な捕食活動を再開させます。産卵前と同じく高いアピール力が有効になります。

夏

夏は動きが活発になります。浅瀬まで遊泳範囲を広げ、エサも小魚などを活発に捕食します。その分真鯛がいろんな場所に散っているため、真鯛を寄せる力があると、釣果に結び付きやすくなります。ビッグネクタイの強い波動は、広範囲を誘うにはもってこいのネクタイのため、状況にマッチするアイテムになります。

秋

秋はタイラバのハイシーズンです。捕食活動も活発に行い、数釣りも楽しめます。高いアピール力のネクタイを使う事で、高活性の真鯛を効率的に狙い、釣果を伸ばしていくことができます。

大型の真鯛が釣れやすい

タイラバに限らず、大きなルアーを使う事で大型の魚が釣れやすくなることがあります。もちろんビックネクタイを使う事で小型～中型が釣れにくくなるという事はあまりありません。釣果を落とすことなく、なおかつ大型が釣れやすくなるため、大型狙いの際には持って来いのネクタイになります。

操作感が良い

ビックネクタイは、そのサイズ感から多少の引き抵抗があります。ただ巻きの釣りの中でも、しっかりとアクションさせている感覚が大きく、真鯛が喰ってきそうというイメージを持ち続けることができます。基本的には落して巻くという単調にも思える釣りの中で、釣れるイメージを持って釣りができるのは、釣果を挙げる上で重要な事となります。

また、海中の状況が分かりやすく、より潮が効いている層を見つけやすくなります。潮が効いているところはチャンスゾーンなので、このチャンスゾーンを把握することができれば、釣り人にとって大きなメリットとなるでしょう。

ローテーションにビックネクタイをいれよう

いかがでしたでしょうか。ビッグネクタイが話題になるのも頷けたのではないでしょうか。ここではメリットのみを書きましたが、逆にビックネクタイには反応せず、アピール力の少ないネクタイが良い状況も確かに存在します。

しかし、ビッグネクタイはネクタイローテーションの中に入れておいて損はないと感じていただけたのではないでしょうか。タイラバはルアーの組み合わせが重要な釣りになります。状況に合わせて仕掛けをローテーションする中で、当記事の内容が参考になれば幸いです。