FREE SLIDE CATCH REPORTSフリースライドレポート

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掲載日:2017年3月27日 / 釣行日:2017年3月13日

菊池 雄一

のっこみマダイ攻略(和歌山南紀エリア釣行記)

お世話になったのは白浜のサウスカレント。今期から和歌山県南紀エリアでタイラバゲームに本気で挑まれている船宿様だ。風が強ければ船を立てての釣りも行うが、”ドテラ”スタイルを基本としている。当日は、マダイがのっこんでいるであろう80~100mラインを攻める。潮の流れはドテラで0.7~1.5ノット。最高の状況だ。
私の読みは、ボトム付近にいる少し活性の上がったマダイが捕食するであろうパターンをイメージし、VSヘッド150gに黒のドラゴンカーリーをセット、スロー巻きでスタートした。(底にひそむ甲殻類だけでなくベイトを若干意識している個体をイメージした)


朝一の1投目、ボトムを取って巻き始め22回巻いたあたりで「ヌー」っとしたアタリ。上がってきたのは60cmアップの綺麗なメス。のっこみ時期のマダイはオスから喰う事が多いとされるのだが、この日の1匹目はメスからのスタートだった…。
私がイメージしていたよりも「①浮いていること」、また「②ベイトを意識した個体(歯が鋭く生え変わっていた)であること」をこの1匹目で確認。この時、「浮いたレンジの超スロー巻き=ベイト意識」という当初の発想に対して、私の頭の中でイカパターンがよぎる。念のため船長に確認したところ、ケンサキイカが若干釣れている情報があるという。そこで、次からのリトリーブでは超スロー巻きに変えてみた。ハンドル1回転を3秒くらいで巻くイメージだ。すると、ボトムから30回転目くらいでやはり即ヒット。水深にすれば底から15~20mは上というレベルで「完全に浮いている!!」。こうなれば大きめのヘッド(VSヘッド)にドラゴンカーリー、トリプルカーリーがはまるパターンとなってくる。
ちなみに、今回のようなレンジの深い所ではブラック、レッド、オレンジなどのカラーのネクタイがオススメだ!!

菊池雄一 真鯛釣果

自分でもいくつかカラーをローテーションする中で、ネクタイをトリプルカーリーのコイオレにチェンジしたところ、この日最大となる70cmアップのマダイがきた!!こちらも歯は鋭くコンディション抜群のメスのマダイであった。

その後、試しにヘッドをタングステンに変更しボトム付近を探ってみたがノーバイト。またVSヘッドに戻し、浮いたレンジを探ればバイトが…。この日は完全にこのパターンであると確信した。
タイラバゲームは偶然では何度も釣れないものだ。1匹1匹釣れたマダイのコンディション、レンジ、スピードをもとに次へのアプローチを図り、答えを導きだして欲しい。そうすれば楽しさは何倍にも広がるはずだ。

さて、自宅に帰ってからマダイの内臓を調べてみたのだが、胃の中にはなにもなし。卵は産卵まで7~8割といったところで産卵間近といった感じだった。
今回の釣行を振り返り、私なりにまとめると

1.産卵絡みの個体狙いでは、スロー巻きが基本。
(少しデリケートになった固体が多く優しめのリトリーブがオススメ)
3.浮いたレンジのスロー巻きにはドラゴンカーリー、トリプルカーリーがオススメ。
(ほぼ巻かない状況においてもネクタイが動いてくれるから)
4.今回のタナ(層)よりもレンジが少し下がればタングステンヘッドも有効と考える。
(シルエットを小さくし、よりデリケートなマダイへのアプローチが可能)

といった具合だ。

フリースライド 鯛ラバ(タイラバ)カラー

また今回、今春発売予定の「トリプルカーリー」を使用してみたが、内向きに2本あるショートカーリー(=ダブルカーリー)のアクションと、1本大きなビッグカーリーの違った波動のコンビネーションが印象的であった。ドラゴンカーリーに比べオールラウンダー的な要素を秘めたネクタイで、トリプルカーリーは今回のようなイカパターン(実際はイカかどうかは不明)やベイト(イワシ等)を意識したパターンの際にも、有効なアイテムになることは間違いない。