FREE SLIDE CATCH REPORTSフリースライドレポート

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掲載日:2016年10月14日 / 釣行日:2016年09月某日

庄山 英伸

ヘッドの動き別使い分け


秋に入り、真鯛は浅場(20m前後にも)にさしてきてベイトを漁っている。水深50m前後のポイントでは手返しも良く、また二枚潮などのマイナス要因も比較的影響が少ない。そんな環境の中、今回は『潮、潮流の変化と効果的な釣り方』にスポットを当てた考察で釣りを展開した。

1日を通して潮流は一定ではなく、緩急が時間の経過と共に変化していく。玄海・響灘での鯛ラバ船では『バーチカル』と『ドテラ流し』で対応していく事が多いのだが、バーチカルに釣る時の傾向として、潮流がある程度速度をもっていることが多く、船の下を釣る場合でも程よく移動しているため、真鯛が鯛ラバのプレッシャーを感じにくく、コンスタントに探っていくことができる。逆に、ドテラ流しの際は、潮流が緩みパラシュートで船をコントロールすると移動が少なく、同じ場所に何度も鯛ラバを落とすことになるので、真鯛はプレッシャーを感じどうしても口を使わなくなる。このあたりを鯛ラバでは釣り方を変更しながら誘っていくのだが、私はヘッドを大きく二つのパターンと捉え、動きや特性で使い分けた。

無双真鯛フリースライドのヘッドには5種類のタイプがあり、それぞれに動きの特長がある。動きに起因する波動の大きさでヘッドを順番に並べると、“TGヘッド”、“潮斬鯛玉”、“VSヘッド”、“DNヘッド”、“SLヘッド”の順となり、“SLヘッド”が一番波動は大きい。そのことを踏まえ、バーチカルに関しては船の直下から誘い上げるため、“潮斬鯛玉”や“VSヘッド”、“TGヘッド”など強弱の違うウォブリングするヘッドを真鯛の活性に合わせて選び使用する。またドテラの際は、“DNヘッド”や“SLヘッド”等スラロームする動きが特長のヘッドで、真鯛の回遊レンジを長く引く誘いを展開した。横に引くことで水深が変わりにくく水圧の変化も少ないので、真鯛にとっては浮き袋に影響が少なく長く追えるという利点もある。これらの違いはヘッドを変えるだけで可能で、各種ヘッドの動きを把握していれば、あとは自分の誘いのイメージに合わせていくだけでよい。またヘッドの動きは後に続くネクタイの動きにもつながり、真鯛が捕食しているであろうベイトのイメージに合わせることで、釣り分けが可能になったりもする。

勿論鯛ラバには他にも考慮すべき要素があるので、これがすべてという訳ではない。こういう考察も鯛ラバ選びの一つの要素になるのだ。